うなぎだよ

ゆとり世代が好きなものについて呟く

アニメ「僕街」が面白い上にOP曲がとても良いので超個人的アジカンのアルバムおすすめ度ランキングを書いた

僕だけがいない街、通称僕街というアニメが面白い。

とても面白くて毎週楽しみに見ているのだが、アニメ本編もさることながらオープニングテーマが良い。良いのです。とても良い。 

そう、ASIAN KUNG-FU GENERATIONです。アジカンなんです。しかも「Re:Re:」という往年の名曲をまさかのリレコーディング!アツい!おまけにイントロや歌い方がライブバージョンチックになっており、そりゃもうファンの心を鷲掴みなのです。アツい…アツいよ…

そんなわけで、「僕街」のOPを聞いて「あれっ、アジカン結構いいな」と思った方、「そういえばアジカンってちゃんと聞いたことないな」「ベストだけ持ってる」「昔は聞いてたけど途中までしか知らない」「新しいのしかしらない」そんな方々に向けて、完全なる独断と偏見で決めたアジカンのアルバムおすすめ度ランキングベスト3を作成しました。何かの参考になれば幸いです!

 

ちなみにですが、先に言ってしまうと最もおすすめのアルバムはベスト盤です。それはもう仕方ないです。ベストなんですもの。

BEST HIT AKG

BEST HIT AKG

 

 なので今回はベスト盤以外を対象としております。それではどうぞ。

 

第3位 「君繋ファイブエム おすすめ度:☆☆☆☆★

 2003年発売の1stフルアルバム。シングル曲「未来の破片」「君という花」収録。

君繋ファイブエム

君繋ファイブエム

 

初期衝動あふれる一作。とにかく全曲アジカン節が炸裂しまくってます。最近の作品と比べてみると、やはりこの頃は激しさがすごい。とにかく叫んで、叫んで、叫んでます。アツいです。

一曲目の「フラッシュバック」→「未来の破片」はもはやお決まりの流れ。アジカン屈指のライブ曲「アンダースタンド」や、名曲中の名曲として名高い「君という花」など、素晴らしい曲が揃っています。個人的には「自閉探索」「夏の日、残像」あたりもすごく好き。というか全曲良いです。良いのです。とにかくアツくて激しいんですが、その中にある青臭さや焦燥感、悲哀感とでもいうのでしょうか。初期のアジカンはそれがいいんですよね。アツいアジカンが好きな人なら完全におすすめです。おすすめ度4.5。

 

第2位 「ワールド ワールド ワールド」 おすすめ度:☆☆☆☆☆ 

2008年発売の4thフルアルバム。シングル曲「アフターダーク」「転がる岩、君に朝が降る」「或る街の群青」収録。

ワールド ワールド ワールド

ワールド ワールド ワールド

 

初期の頃の荒さや青臭さは影を潜め、洗練された雰囲気をまとうようになったこのアルバム。正直、聞き始めは戸惑いを覚えるほどでした。これがアジカンなのかと。変わってしまったのかと。でも今となっては分かります。これがアジカンなんです。ええ。素晴らしいアルバムです本当に。

まぁ兎にも角にも「アフターダーク」ですよ。いきなりかましてきます。良すぎです。BLEACHの主題歌だったので知名度も高く、曲も歌詞も素晴らしい。

「夢なら覚めた だけど僕らは何もしていない 進め」

ってサビ!熱すぎでしょ!ここで突如、ゴッチ(ボーカル)がブログ( Vo.ゴッチの日記 )に書かれていた曲解説を引用したい。

”時間は不可逆ですよね。一秒だって、戻ることはないのです。そう考えると、いつだってこれから何をするのかが大切だなと、私は思います。だから、「現在」というこの地点に立てば、いつだって私は「まだ何もしていない状態」なのだと、そう感じています。”

いやもう、素敵やん?最高やん?紳介兄やんも絶対こう言いますやん?アフターダーク、最高。

もちろんその先も良いです。アルバムを通しての「流れ」がすごく滑らかというか。気が付けば全編通して聞いてしまいます。その中でも「ライカ」→「惑星」のところがすごく良いですね。どちらもライブで盛り上がること間違いなしの名曲。惑星とかライブ時の演出が超カッコいいんですよ。一回しか見たことないけど。いやはや。そして「転がる岩、君に朝が降る」、「ワールド ワールド」を挟んでの鉄コン筋クリート主題歌「或る街の群青」、そしてラストの「新しい世界」。いやすごい。「ライカ」からの名曲ラッシュしゅごい…。名曲が止まらない。新しい世界の歌詞とかマジで好き。退屈な夜はAのコードを三角形で搔きむしるし、憂鬱な君はEなコードを流線型で引きちぎるんですよ!?指先、開放二弦の刹那と想像力で世界が変わるんですよ!!新しい世界!世界!世界!何言ってんだ俺!おすすめ度5.0です!

 

第1位 「ソルファ」 おすすめ度:☆☆☆☆☆ 

2004年発売の2ndフルアルバム。件の僕街OP曲「Re:Re:」や、かの有名な「リライト」、「サイレン」「君の街まで」「ループ&ループ」収録。

ソルファ

ソルファ

 

 ということで、こちらを一位ということにさせていただきました。「消してええええええええリライトしてえええええええ」的なサビで有名な、おそらくアジカンの中で最も有名であろう曲「リライト」。僕街OPの「Re:Re:」。そして謎のザリガニPVで有名な「君の街まで」、「サイレン」、「ループ&ループ」とシングル曲が半端ないです。。どれもが良い。好い。ていうか「Re:Re:」は全曲中でも相当好きな曲なので、僕街が本当にアツい。アツすぎる。最高やでぇ…。

また、それ以外も地味に名曲ぞろいです。一曲目の「振動覚」。ギターめちゃくそかっこいいです。そして歌詞もよい。中学生、いや高校生のときだったか、ドハマりしましたね本当に。曲も歌詞もドチャクソ格好いいんですよ。

「特別な才能を 何ひとつ持たずとも 君の閉じる闇を打ち抜く」

10代の悩める僕の心が完全に打ち抜かれました。後藤様。感動をありがとう。他にも「マイワールド」「24時」「海岸通り」とか一曲一曲のクオリティが本当に高い。

というわけで、曲の知名度・クオリティ・世界観などなど完璧に近い作品だと僕は勝手に思っています。アジカンを代表するアルバムと(勝手に)言ってしまっていいと思います。とか書いたらまたゴッチが機嫌を損ねてリライト以外も聞いてくれ*1とか言ってしまうのだろうか…。余計なお世話ですか。そうですか。おすすめ度は文句なしの5.0です。皆様ぜひ!

 

そんなわけで僕のアジカンおすすめアルバムベスト3は以下の通りです。

第1位:「ソルファ」

第2位:「ワールド ワールド ワールド

第3位:「君繋ファイブエム

 

だがしかし!正直他のアルバムも聴いてほしい!というわけで残りの全アルバムもおすすめ度つきで紹介したいと思いますどうぞ。

 

崩壊アンプリファー」 おすすめ度:☆☆☆★

 2002年発売のメジャーデビュー作となる1stミニアルバム。一曲目の「遥か彼方」はベストにも収録された名曲。ナルトのオープニングテーマにも採用された。

崩壊アンプリファー

崩壊アンプリファー

 

渋い。これは渋いです。いやもちろんいい意味でですよ。「遥か彼方」「羅針盤」なんかは初期衝動あふれる勢いのある曲ですが、「粉雪」「青の歌」あたりは結構異彩を放っているような気がします。アジカンっぽいと言えばそうかもしれませんが、何とも言えない青臭さや荒さが全曲から漂っていて他のアルバムとは一味違う感じです。ミニアルバムなので収録曲は6曲ですが、どれも印象に残る面白い曲です。が、ちょっと玄人好みすぎるかな…ということでおすすめ度は低めの3.5です。好きなんですけどね。「サンデイ」とか好きです。はじめて聞いたとき、こんなサビある?って思いましたよね。インパクトがすごい。

 

「未だ見ぬ明日に」 おすすめ度:☆☆☆☆★

2008年発売の2ndミニアルバム。前作「ワールド ワールド ワールド」から3か月で製作されたらしい。収録曲は6曲。

未だ見ぬ明日に

未だ見ぬ明日に

 

 ミニアルバムということで6曲しか収録されていないんですけど、どの曲も完成度がめちゃくちゃ高い。まず一曲目の「脈打つ生命」がいきなりやばい。格好良すぎるギターをガツンと掻き鳴らしてきます。めっちゃ好きです。そして「サイエンスフィクション」「ムスタング」と名曲続き。半端ねえですよ。マジ半端ねえ。そしてミドルテンポな「深呼吸」を挟んでの「融雪」。なんですかこのアルバムのギターのキレは。キレッキレですよ本当に。そして最後に表題曲でもある「未だ見ぬ明日に」。この曲はあれです。アジカンの中でも一、二を争う名歌詞だと思います。Aメロはじめあたりはなんだかとても不思議な韻を踏んでいる不可思議な歌詞だと言われてしまえば返す言葉もございませんけれども、サビが、ねえ。素敵だよ。熱いよ。ボーカルのゴッチ曰く「初めて納得した詞を書けた」だそうで。いやはや。とにかく個人的にはめちゃめちゃおすすめのアルバムです。ですが、やっぱ曲数少ないんでおすすめ度は4.5ということで。

 

「ファンクラブ」 おすすめ度:☆☆☆☆★

2006年発売の3rdフルアルバム。シングル曲「ワールドアパート」「ブラックアウト」「ブルートレイン」収録。

ファンクラブ

ファンクラブ

 

 実はこのアルバム、個人的には一番のお気に入りです。なんというか、渋いです。噛めば噛むほど味が出る、スルメアルバムだといっても差し支えないでしょう。名曲ぞろいの「君繋ファイブエム」や「ソルファ」と比較するとどうしても地味な印象がある本アルバム。雰囲気も全体的に暗めです。そもそも一曲目の「暗号のワルツ」からしてなかなかに意味不明ですし。今まではもっと明るく、聞いているだけで元気が出るようなパワーポップ的曲があったのですがこのアルバムにはありません。一貫してシリアスなムード。パッとしない印象。なんですが…違うんですよ。何度も何度も聞いているとどんどん好きになってきます。そもそも「暗号のワルツ」めっちゃよくない!?なんなんこの三拍子感!?ハマる!!ってなります。いやマジで。「ワールドアパート」のイントロの混沌とした雰囲気(byゴッチ)からの激しいサビもスゲーいいし、「桜草」の悲哀感あふれる歌詞、ゴッチお気に入りの「センスレス」、いつになくシリアスな「月光」などなど。そしてなんといっても僕が推したいのは「路地裏のうさぎ」。知名度全然なくて誰も知らないような曲なんですけど、疾走感のある演奏に、Aメロとサビだけのシンプルな曲構成、突き抜けるような気持ちのいいサビ。複雑で暗めな曲の多いファンクラブの中で、このシンプルなカッコよさが際立っています。鳥肌。

といったように、スター曲はないけれどアルバムを通して聞くのがおすすめな玄人向けアルバムです。ただ本当にいいですから!おすすめ度4.5!アジカンにある程度慣れたらぜひ聞いてください!

 

「サーフ ブンガク カマクラ」 おすすめ度:☆☆☆☆

 2008年発売の5thフルアルバム。シングル曲「藤沢ルーザー」、c/w曲「鵠沼サーフ」「江ノ島エスカー」「由比ケ浜カイト」収録。

サーフ ブンガク カマクラ

サーフ ブンガク カマクラ

 

前作「ワールド ワールド ワールド」からわずか8ヶ月で発売されたこのアルバムはアジカンの中でも最も異色と言って良いかも知れません。というのも全曲のタイトルに江ノ島電鉄、通称江ノ電の駅名が入っているというガチガチのコンセプトアルバムで、先に駅名を決め打ちしてから曲を作ったそうです。そんなことできるんかいな。全曲シンプルな曲構成で、大体(全曲?)が一発録りなのだとか。軽快な曲が多く、さらりと全編通して聞けます。個人的には「藤沢ルーザー」が断トツでお気に入り。

「高いリール買おうか 今日はほら 天気がいいから」

ここでいつもグッときます。。ええわほんまに。。コレ。。。あとは「江ノ島エスカー」「稲村ケ崎ジェーン」が好きです。このアルバムは人によって曲の好き嫌いが分かれそうな気がしますね。おすすめ度は4.0で。

 

「マジックディスク」 おすすめ度:☆☆☆☆

2010年発売の6thフルアルバム。シングル曲「新世紀のラブソング」、アニメ「四畳半神話体系」OP曲「迷子犬と雨のビート」、映画「ソラニン」主題歌「ソラニン」収録。

マジックディスク

マジックディスク

 

 なんといっても一曲目、「新世紀のラブソング」です。今までになかったアジカンというか。この曲が収録されているというだけでも、このアルバムを聴く価値があるのではないでしょうか。知らんけど。

かと思いきや二曲目「マジックディスク」。良いです。この疾走感。そして歌詞が面白い。斬新。そしてサビのあれなんなんですかね?音の伸ばし方というか、切り方というか。斬新すぎてビックリしました。まぁなんせテンションの上がる素晴らしい曲です。

三曲目以降は打って変わってポップな雰囲気。「さよならロストジェネレイション」とかいいですね。そして5曲目「迷子犬と雨のビート」。久々に、きた!!と思わせてくれるような曲です。ゴッチ本人も発売当時「個人史としては最高傑作」とうたっていたほどです。「ループ&ループ」や「君という花」を彷彿とさせる、アジカンにしかできないパワーのあるポップです。すごい好きコレ。他にも「ラストダンスは悲しみを乗せて」「マイクロフォン」「イエス」等良い曲揃ってます。そして最後の「ソラニン」はもう言わずもがなですね。なかなかに良いアルバムです。おすすめ度は他アルバムとの兼ね合い上4.0ということで。4.5でも良かったかな、悩ましい。

 

「ランドマーク」 おすすめ度:☆☆☆★

2012年発売の7thフルアルバム。シングル曲「踵で愛を打ち鳴らせ」「それでは、また明日」収録。

ランドマーク

ランドマーク

 

 「サーフ ブンガク カマクラ」あたりからまたなんとなく雰囲気が変わってきたような気がしていました。歌詞が口語的になってきたとか歌い方だとか。本アルバムからは曲調や歌い方も幅が広がり、ロックというよりも、よりポップな仕上がりになっている気がします。気のせいかも知れませんが。捉え方は人それぞれですが、僕は激しいロックが好きなので昔の方が…なんて思ってしまう時もあります。しかしまぁ聞き慣れてくればその辺りは変わるのかも知れません。実際この「ランドマーク」はまだまだ聞き込みが足りていませんので、来年頃になればおすすめ度も上がっているかも。ということで今は今の気持ちに正直に3.5としておきます。「バイシクルレース」「それでは、また明日」「踵で愛を打ち鳴らせ」あたりは好きなんですが。


「Wonder Future」 おすすめ度:????

Wonder Future

Wonder Future

 

 2015年発売の8thフルアルバム。シングル曲「Easter / 復活祭」収録。

実はまだ聞いていません。。。ファン失格だと言われるかも知れませんが、最近は他のバンド達に浮気しておりました。すみません。むしろおすすめ教えてください。ていうかファンに合格も失格もあるか!うるせーこの野郎!(突然キレるという高度な芸)


フィードバックファイル」 おすすめ度:☆☆☆☆

2006年発売のコンピレーション・アルバム。シングルのカップリング曲、未発表曲、ライブ音源から構成される。

フィードバックファイル (初回限定盤)(DVD付)

フィードバックファイル (初回限定盤)(DVD付)

 

 このアルバム、編集版なので正式なフルアルバムという位置づけではなく、あまり知られてないようなんですが、控えめに言って相当良いです。まず1曲目の「エントランス」からすげー良い。なんすかこの爽快感は。なんでこれシングルA面で出さなかったのかマジで疑問。続く「ロケットNo.4」もいいし、なにより3曲目の「絵画教室」。アジカン屈指の名曲です。これこそ何故A面じゃなかったのか…。というか、A面どころか未発表曲だったんですよこれ。信じられない。永らくの未発表期間を経てライブで解禁されてからは、メンバー的にも結構お気に入りなご様子。オルゴールVer.とか流れてたりします。マジ名曲。マジで。出島。その後も「サイレン#」「夕暮れの紅」とか英詞の「Hold me tight」、「ロードムービー」とか良い曲揃ってます。何故か喜多さんがメインで歌ってる「嘘とワンダーランド」とか。最後に5曲くらい入ってるライブ音源も非常によろしいです。はい。まぁただ若干マニアックな節があるのでおすすめ度は4.0にしておきます。


フィードバックファイル  2」 おすすめ度:☆☆☆☆★(予想)

2014年発売のコンピレーション・アルバム。カップリング曲の他、「NANO-MUGEN COMPILATION」収録曲も含まれる。

フィードバックファイル 2

フィードバックファイル 2

 

 …えっ、こんなアルバムあったの?マジで?なんで知らないの俺?嘘でしょ?「十二進法の夕景」と「夜のコール」めっちゃ好きなのに?嘘でしょ?特に「夜のコール」なんてもうアジカンの中でもトップクラスに好きなんですけど?マジ?これマジ?こマ?Wikipediaで「アジカン」って調べてるときに初めて存在を知るとかすんごい恥ずかしいんですけど?なんなの?なんかもうよく分からないけどおすすめ度4.5くらいあるんじゃないかな?という予想。早く聞きたいコレ。

 

 

以上です。7000字くらいあるけど全部読んでくれる人いるのかなコレ。まあいいや。アジカン最高っすわ。ほんでなんか2016年秋に「ソルファ」再録版が出るらしいですわ。この記事書くために色々調べてて気付きましたわ。べっ別にこの宣伝のためにソルファを一位にしたわけじゃないんだからね!たまたまなんだから!(本当ですよ)

これには正直、ちょっと期待しております。2016年、アジカン熱が再燃しそうな、そんな予感がしております。皆様も良かったら聞いてみてくださいね。では。