うなぎだよ

ゆとり世代が好きなものについて呟く

ELLEGARDENが10年ぶりに復活するらしいので超個人的エルレのおすすめアルバムベスト3を書く

ELLEGARDENが10年ぶりに復活するらしい。

http://ellegarden.jp/top/

考えてみてほしい。ここ最近、こんなにも興奮するニュースがあっただろうか。世間はネガティブなニュースに溢れている。政治問題。芸能人の性犯罪。石原さとみの沖縄旅行。あぁ…IT社長になりたい…。

そんな辛く厳しい世界に天使の如く舞い降りた光り輝くニュースがこれですよ。これ。エルレ復活。アラサーの僕にとってエルレは青春を彩る思い出の一つ。「エモさ」という言葉を体現したようなその音楽とスタイルは、多感な10代男子であるところの僕に刺さりまくりました。好き。活動休止が発表されたときは落ち込んだものです。ボーカルの細美さんはその後も別のバンドで活動しているものの、やはりエルレの代わりはいない。いないんです。この復活を待ち望んでいた人々が、5000兆人はいることでしょう。それくらいのビッグニュースなのです!ウェルカムバック、エルレガーデン

そんなわけでエルレへの愛が久々に盛り上がってきたため、「エルレって懐かしい!でも実はあんまり知らない」「メジャーな曲だけ知ってる」「新しめの曲ならわかる」「MONOEYESなら知ってる」「the HIATUSの方が好き」「なんかよく分からんけど盛り上がってるから聞いてみようかな」そんな方々に向けて、完全なる独断と偏見で決めたELLEGARDENのアルバムおすすめ度ランキングベスト3を作成しました。何かの参考になれば幸いです!

 

ちなみにですが、先に言ってしまうと一番おすすめのアルバムはベスト盤です。だってベストなんですもの。何も知らない人はとりあえずベストを聴きましょう。(前も同じようなこと書いた気がする)

ELLEGARDEN BEST(1999~2008)

ELLEGARDEN BEST(1999~2008)

 

 なので今回もベスト盤は除外した上でのランキングとしております。それではどうぞ。

 

 

ELLEGARDENおすすめアルバムベスト3

第3位「Pepperoni Quattro」(ペパロニ・クアットロ)

2004年発売の3rdフルアルバム。シングル曲なんと未収録。 

Pepperoni Quattro

Pepperoni Quattro

 

「Supernova」で始まる本アルバム。もうとにかくこの曲が好きすぎる。シンプルかつ青臭さMAXな歌詞が、激しい曲調、荒々しい歌い方もあいまって最高にエモい。今でこそエモいという言葉が流行りつつあるようですが、エモいといえばエルレエルレといえばエモい。そしてその代表はこのSupernova。そう思ってます。カラオケで歌った時の爽快感、ぱない。最高。シーズゴーーーーーーーーン!

ほんでまた二曲目よ。「スターフィッシュ」ですよ。一曲目とは一転してかわいいというかほのぼのした曲調ですが、これまたエモい。エモすぎる。なんなんだこのエモさはどこから来てるんだ。サビの最後の「とか〜♪」でテンションが上がるようならあなたはエルレ好きになれるポテンシャルを秘めています。間違いない。いやぁいい曲だ。

その他にも「Pizza Man」「ロストワールド」など良曲盛りだくさん。最初から最後まで安心して聞ける良アルバムです。ただ個人的にはとにかくSupernovaとスターフィッシュがものすんごい好き。今もスターフィッシュ聴きながらこれ書いてますけど、ああああ好きいいいい!もう一回だけ言わせて、好き!

 

ちなみにですが、エルレを全然知らない人向けにちょっとだけ解説すると、半分以上の曲は全英詞です。かなり平易な英語で書かれた歌詞ですが、聞いた当時は全然意味がわからず。ネットで必死に日本語訳を探したのがついこの間のようだ…。

 

 

第2位「RIOT ON THE GRILL」(ライオット・オン・ザ・グリル)

2005年発売の4thフルアルバム。シングル曲「Missing」収録。ちなみにタイトルのカタカナ表記はWikipediaから引用させていただいております。

RIOT ON THE GRILL

RIOT ON THE GRILL

 

このアルバムやばいんすよ。いやほんとに名曲揃いまくってるんすよ。ほんとっすよ。

まず一曲目「Red Hot」。 これは大変に思い出深い曲です。なにかというと僕がエルレにハマったきっかけの曲なのです。多分それまでも何曲かは聞いたことあったんですけど、これ聞いて目覚めました。このスピード感、爽快感。中毒です中毒。とにかくカラオケで歌いたくってすんごい練習した記憶ある。早口でハイテンポで、首振りながらノってたらいつの間にか終わってる。あれ、なんか30秒くらいで終わらなかった?そんな錯覚を覚える曲です。疾走感たまらん。ほんでサビのはじめの"I got the"の言い方の癖、好き。本当に本当に好きな曲。

それから二曲目の「モンスター」ですわ。もう、何?一曲目に英詞の名曲からの二曲目に日本語詞っていうパターン、流行ってんの?さっきと一緒なんですけど?って流行ってたまるかー!そんな狙って名曲作れるわけないやろ!って感じなんですけど(?)、細美さんはいとも軽々とやってのけるんですねえ…。かっこ良すぎィ…。

この曲はとにかくもう格好いいとしか言いようがないです。こんな格好いいサビには初めて出会った!と思ったものです。あと2番のサビ後によく英詞入れてくるんですけど、さっきまで日本語だったのにいきなりクソ発音いい英語に変わるのめちゃくちゃカッコよくないですか?僕だけですか?好き。

「Marry Me」や「Missing」も人気のある素晴らしい曲だし、「Board Of Everything」「TV Maniacs」なんかは細美さんのよくやる「誇張しすぎ感あるアメリカっぽさ」にあふれた歌詞で面白い。てかTV Maniacsすげーかっこいい。Cookie Monsterの発音良すぎてハゲそうになる。「虹」とか「I Hate It」も地味ながらすごいいい曲だし…。「虹」はアジカンの後藤さん、ストレイテナーのホリエさんと一緒に虹を見て作った曲らしい、っていうエピソードもなんかよくわかんないけどすげぇいいし。なんだよ。良すぎんだよ畜生。っていうわけで2位です。はぁ。好きすぎてため息出るわ。

 

 

第1位 「DON'T TRUST ANYONE BUT US」(ドント・トラスト・エニーワン・バット・アス)

 2002年発売の1stフルアルバム。シングル曲「Bare Foot」「指輪」収録。

DON’T TRUST ANYONE BUT US

DON’T TRUST ANYONE BUT US

 

 あーもう悩んだ。超悩んだ。ウルトラ悩みましたけどこちらを1位にしました。なぜか?決め手となったのはずばり「エモさ」です。エモさ、圧倒的ナンバー1。優勝。

正直、このアルバムめっちゃ荒削りなんですよ。他のアルバム、特に最新作の「ELEVEN FIRE CRACKERS」とか聞いた後に聞いてみると、どんどん洗練されていってるんだなーとしみじみします。だがそれがいい荒削りさとエモさは非なるものなれど、どこか似たものを感じます。歌い方も全然違うし、演奏も上手くなってる(多分)。でもやっぱり、このアルバムが聴きたくなる時があるんです。名盤。

曲解説なんかもはや要らないんじゃないかと思いますが、まあ例によって一曲目「My Favorite Song」からの二曲目「サンタクロース」という英詞→日本語詞のパターンには言及せざるを得ないと言いますか、この頃からだったんですね。納得。

そいでMy Favorite Songですよ。この曲、良すぎません?歌詞がね、本当にいいんですよ。これもまあ大変にシンプルな歌詞で、高尚な思想をお持ちのアダルトな方々には「幼稚だ」と言われそうな気さえする、そんな歌詞です。でもなんか、聞いてて幸せになれるというか。エルレを知って10年以上になりますが、10年前も、今も、My Favorite Songを聞いたら同じ感情を抱くんです。人生のいろんなしがらみを一旦忘れて、自分の好きなことだけ考えてみよう。人生楽しもう。そんな気にさせてくれる歌です。"All I wanna do is to be with my favorite things"だなんて、大きな声で言える細美さんは素敵すぎます。シビれる。

その他にも激しい曲やしっとりした曲など色々あります。エルレの中では比較的しっとりめの曲が多いアルバムのような気がしますね。「Can You Feel Like I Do」「Middle Of Nowhere」「Lonesome」あたりは他のアルバムでは見られない名しっとり曲だと思います。特に歌い方がこれ以降のアルバムとは違っていい味出てます。良い。

シングル曲「Bare Foot」「指輪」ももちろん良いです。が、ファンの中でも名曲と名高い(と勝手に思っている)、「月」と「風の日」。この二つの日本語曲がはちゃめちゃに良いです。はちゃめちゃに良いってどないやねん、どんな表現やねんこのボキャ貧オタンコナスが。そんな風に思われたかもしれません。でもちょっと待って下さい。はちゃめちゃに良いんですよこれが。なんかよくわからないけど良い。エモい。なぜだかエモさが溢れて止まらない。そんな感情を表現するのに最適な語彙が見つからなかったんです…許してください…。なんて謝ってしまうくらいのエモさ。ザ・名曲。控えめに言って神。なんだ、ただの神かぁ。びっくりした〜。そんなことを思わずつぶやいてしまいそうになります。(ならない)

そして最後に触れておきたいのが、アルバム名です!Don't trust anyone but usですよ?よく考えてみてください。冷静に考えたらなんかダサいような気もしますけど、そんなことより異常じゃないですか。エモさが。こんなエモいタイトルないですよ。エモさは「恥ずかしさ」にも似ている気がします。こんなに恥ずかしいタイトルなかなか思いつかないですよ。でもそこは英語にすることでなんとなく恥ずかしさを緩和して良い感じのエモさに昇華されている、そんなイメージを持っているのは僕だけかもしれませんが、アルバム名まで好きっていうのはなかなかないことなので大変に良いアルバム名だと思います。好きだ。

 

 

無駄話が過ぎた感が尋常じゃないですが、そういうわけで僕が独断と偏見で選んだエルレのおすすめアルバムベスト3は以下の通りです。

 

第1位:「DON'T TRUST ANYONE BUT US」

 

第2位:「RIOT ON THE GRILL」

 

第3位:「Pepperoni Quattro」

 

 

…と長々と書いてきましたが、ちょっと待って!待ってください!他のアルバムも良いんですよ…とてもよいのです…せっかくだから残りのアルバムもちらっと紹介させてくださいお願いします。お願いします。。

 

 というわけで残りのアルバムも全部紹介

「ELEVEN FIRE CRACKERS」(イレヴン・ファイヤー・クラッカーズ)

2006年発売の5thフルアルバム。シングル曲「Space Sonic」「Salamander」収録。現時点での最新作。もう12年も前とか…こわい… 

ELEVEN FIRE CRACKERS

ELEVEN FIRE CRACKERS

 

ELLEGARDENの新たな境地を切り開いたと勝手に思っている一作。より洗練されてクールなサウンドになった。初期のような激エモさは若干なりを潜めているものの、「Space Sonic」や「Salamander」「高架線」あたりのエモさは健在。

全体的に音が格好良くて、聞いててテンション上がります。表題曲の「Fire Cracker」「Gunpowder Valentine」「アッシュ」らへんのクールな格好良さは今までになかったエルレの良さが出ていると思う。

個人的には「Alternative Plans」もお気に入りです。全体的にクオリティ高いアルバム。ベスト3に入れるかめちゃくちゃ悩みました。初めてエルレを聞く人でも聞きやすいかも。

 

「BRING YOUR BOARD!!」(ブリング・ユア・ボード)

2003年発売の2ndフルアルバム。シングル曲「ジターバグ」収録。

BRING YOUR BOARD!!

BRING YOUR BOARD!!

 

「ジターバグ」はファンには言わずと知れた(?)名曲。というか、またまた1曲目「Surfrider Association」→2曲目「ジターバグ」という英詞&日本語詞のワンツーが炸裂してます。ジターバグめちゃ良いんですよねー。日本語曲では1,2を争う名曲です。もちろん個人的意見ですが。

そしてもう一曲、「No. 13」という超名曲が収録されています。これが素晴らしいんですよまた…。もう聞いてくれとしか言いようがない。ナンバーサーティーーンって言いたくなること間違いなしです。

あと「金星」。これもまた良い歌。。泣きそう。。日本語曲って全体でも結構少ないんですけど、名曲率が高いです。はぁ良い。「Wannabies」「Insane」あたりも割と好きです。

まあそんなこんなで色々入ってる良いアルバムですが、中でも「ジターバグ」「No. 13」「金星」の三曲がとってもおすすめです。

 

ELLEGARDEN」(エルレガーデン

 2001年発売のインディーズデビューアルバム。収録曲は5曲。

ELLEGARDEN

ELLEGARDEN

 

 これがまた名盤なんですよ。。名曲とか名盤とか言い過ぎだと思われるかもしれないけど、事実なんだから仕方がない。曲数少ないしランキングには入りませんでしたが。

各フルアルバムとは若干異なる作風。DON'T TRUST ANYONE BUT USとは結構近い感じです。激しさがかなり抑えめ。「花」とか結構よく聞いてました。味があって玄人好みなアルバムという感じです。

 

「My Own Destruction」(マイ・オウン・ディストラクション)

 2002年発売の2ndミニアルバム。収録曲は6曲。

My Own Destruction

My Own Destruction

 

 …すみません、ここまでダラダラと6000字以上も書いておいてなんですが、このアルバムあんまりちゃんと聞いてません。。やばいにわかがバレる。。一曲目の「(Can't Remember) How We Used To Be」はベスト盤にも収録されている曲で、疾走感溢れる気持ちの良い曲です。それ以外は…どんなんだったかなぁ。気になる方はもっと詳しい方に聞くか、自分で聞いてみてください!

 

 

終わりに

こんな長文を最後まで読んでいただいた方へ。ありがとうございます。

せっかくなので余談を少し。高校生くらいまで英語に全く興味のなかった自分ですが、エルレにハマったのがきっかけで英語に興味を持ち、英語がわかるようになりたい、また発音がよくなりたいという思いが芽生え、エルレの歌詞で英語の勉強をし、それからなんやかんやで英語を学び続け、いつしかある程度話せるようになり、今は英語でコミュニケーションを取りながら外国人の同僚と仕事をしたりしています。マジです。全てがエルレのおかげとはもちろん言いませんが、きっかけを与えたくれたのは確かで、その点に関してELLEGARDENというバンド、細美さんという人物に大変感謝しています。本当にありがとうございます。

僕はライブとかあまり行かない方なのですが、もし機会があればエルレ復活ライブに参戦したいなーと思っております。行けなかったとしても、新曲出してくれたりなんかした日にゃあ小躍りするでしょう。ちっちゃなガッツポーズも。いやあ楽しみだなあ。

あと、好きなものについて思いっきり語るってめっちゃ気持ちいいからみんなやったほうがいいですよ。まさにMy  Favorite Song。なんちって。オチがついたような気がしないでもないので、この辺で失礼します。